キーパープロショップ(KeePer PROSHOP)

キーパープロショップ林堂店

株式会社ヤスカワ

  • 2023年11月

2023年11月17日(金)

相手を思いやると自分もハッピー

先日、書いたブログが全部消失してしまうという大ショックからやっと立ち直った安川です。

表題の「相手を思いやると自分もハッピー」は、これから書こうと思っている事の結果なのですが、先日書いたブログをそのまま書こうと思っても、同じものは書けないので、ちょっと思考を変えて書いてみます。

KeePerのお仕事は、1人で1台の車を作業するのが基本です。
「1台一人真剣集中」がキーパーコーティングをする上で、品質の高いコーティングを作る1つの指標となっています。
1人が1台のお車について作業をすると抜けがなく、お客様からお聞きした気になる点やご要望をしっかりと意識して作業できるだけでなく、このお客様のお車をしっかりキレイにしてよろこんでもらいたい、という気持ちが入って、仕上がりの品質が良くなります。

この責任感こそが、1台1人真剣集中の意味なのです。

また、必要以上に時間をかけて作業をすると品質は落ちてしまいます。

この時間品質はどういうものかと言うと、例えば、1台の車を2人で分担して作業すると、同じ箇所を何回も触ってしまったり、余計はおしゃべりをしたりして集中力が落ちます。その結果、どうなるのかというと、ムラが出たり、作業漏れがあったりで、やり直しにも時間がかかったりします。

なので、1台の車は基本的に1人で作業します。
2人で作業をすると、誰がサボるというわけではありませんが、それぞれの分担の責任感が分散されて、キレイにすることへの集中力が落ちてしまうのです。

この責任感と集中力は日々のコーティング作業で1台1人真剣集中を続ける事で養われます。
コーティングコンテストに出場すると、技術力の高い人達の中で、さらに技術は洗練され、レベルの高い施工をすることができるようになります。


そういう事で、ずっと2人で作業をすると、1人で作業した時の集中力や、施工体力も落ちて良いことはありません。

そう言うとKeePerは、ワンマンプレーのように思われるかもしれませんが、全くそんなことはありません。

私達キーパープロショップ林堂店では1日の受け入れできるお客様の数、作業量を予約管理しており、少しだけのゆとりを持って、可能な限り多くのお客様のお車をキレイにさせて頂いています。

そんな時間的余裕の少ない中で、1人でも時間品質を守れないスタッフがいると、たちまち他のスタッフの進捗に遅れが出ます。
それを補填できるスタッフを1人配置しているので少々の遅れは取り戻せますが、全員が時間品質を守れない者ばかりですと、お店が回って行かず、お客様との約束ば守れず多大な迷惑をかけてしまいます。

KeePerは時間ばかり急いで、品質を落としているんじゃないの?と言う人をtwitterで見かけるのですが、実はそうではなく、時間を守った上で高い品質を確保するのがKeePerであって、それはトレーニングをして身についている人と身についていない人がいて、それを補填する人(上司達)がいてこそ高いレベルの店舗運営ができるのだと考えています。

それでも、仕上がりの悪い作業があるとしたならば、それは真摯に受け止めて改善するべき事なので、手直しさせて頂けるようにお客様にお願いするしかありません。
二度とそういう品質の低いサービスを出さないように改善するべきところです。

追記:うちのお店の話ではないので、心配無用です。他所のお店の事でSNSで見かけたもので。
先日、私の息子がソフトテニスの試合でペアを組んでいる相方とケンカをしたのだそうです。
保育園の頃から仲良しで、よく一緒に遊んでいた親友です。
おそらくケンカもしたことが無いくらいだと思います。

息子は、小学生の頃から硬式テニスを習っていて、私も教えたので、大人と普通にラリーができる程度のレベルです。
ペアの子は、テニス歴が浅く、まだまだラリーが続きません。

うちの息子は、試合でペアばかり狙われるので、自分がなんとかしないと、と思い、ペアの分担のボールにまで手を出しに行ったようです。
そしてペアの子に「出しゃばるな」と言われ、試合の後にケンカになったそうです。
もちろんその試合は負けました。

その話を聞いて、私は息子に
対戦しているのはネットの向こうの相手であって、自分の味方はペアの子だろ。
仲間割れして勝てるわけがないじゃないか。
試合の中で技術が上がるわけでも無いし、そんな時はどうしたら良いと思う?
と聞くと「分からん、でも自分も勝ちたいからペアの球もオレが返してやろうと思った。オレが悪いわけじゃないし、むかつく事を言うペアが悪い」と言います。
私は、それを聞いて言いました。
そんな時は、「どんまい、次、獲ろうな!」とか「次、一本確実に返していこう!」とか、うまくいったら「ナイスボール!」とか言って盛り上げて行くんだよ。ポイントを獲っても失ってもペアとタッチしに行くとかすると良いよ。
技術で負けていたら自分たちで気持ちを上げて行かないと絶対に勝てないよ。
そうしたら、相方も悪い気分にはならないし、次は相手のためにも返球してやろう、って思うだろ。それに自分も相方を責めなくてすむだろ。
相方を責めたら自分も良い気分しないだろ?
相手の気持ちを考えて、相手の事を思いやったら、ペアの子も自分の事を思いやってくれるし、楽しいテニスができるんじゃないかい?

と、話しましたが、

「わからん」と言っていました。
その後、仲直りをしたようですが、次はどんな試合をするんでしょう。
実はこれ、キーパープロショップ内でもあるあるです。

自分が一番がんばっているのに、あいつは、あんなにゆっくりしている。

とか、

忙しい時にあいつは、どこに行っているんだ、

とか、

仲間が憎いわけではないのに、忙しすぎると心にゆとりが無くなって相手に当たってしまいがちなんです。

忙しい時こそ、笑顔で。

お客様にも仲間にも、相手の事を思いやる気持ちを持つと、みんなハッピーです。

自分にも言い聞かせています。

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