今日の表題は「新車なら磨かないのが正解」です。
新車コーティングが多い11月のキーパープロショップ林堂店です。
コーティング前のご相談でよくお聞きするのが「新車の時って磨きをかけるんですか?」という質問。
答えはカンタン
「新車は磨く必要はありません。」
なぜ磨かないのかと言いますと。
新車時がコーティングをする一番のタイミングです。新車の塗装が一番なめらかでキズが少ない状態だからです。
研磨をするという事は微細なキズを塗装につけ、どんどんキズを細かくしていき、塗装を削って最終的に鏡のような塗装面に仕上げる事です。
塗装の厚みには限りがあるので、新車なら、特にその厚みを薄くする必要などありません。
昨今の紫外線の強さを見ても、太陽が当たると塗装はどんどん傷んでいきます。
KeePerコーティングは塗装の身代わりになって傷んでくれるコーティングですが、
できるだけ塗装の厚みはあった方が良いのです。
それでも磨く理由って何?
新車を磨くというお店はこう説きます。
「新車でも塗装にクスミがあり、工場出荷からお客様の手元に納車されるまでに、どんな駐車環境で保管されているのかも、どんな洗車をされているのかもわかりません。」
そんなダメージを負った車の塗装を高度な下地処理技術の磨きで、他の車と差を付けましょう。
そして、キズがよく見える特別な照明で塗装面を照らし、「こちら側からのぞき込んでください。キズがみえませんか?」と通常では見える事のない髪の毛ほどのキズを見るコツを教えてくれるのです。
そうすると、なるほど、キズがあるな。
となると、新車でも磨こうかな。と思っちゃうんです。
確かに、あるんです。新車にも多少のクスミや微細な特別な光が当たると見える髪の毛ほどのキズが。
でも、自動車メーカーは、それが新車という基準で出荷しています。
その磨き技術にお金を払う価値を見いだすオーナー様も確かにいらっしゃるので、それはそれで良いと思います。
その磨き付のコーティングで、いくらするのかというと、20万円、30万円、40万円以上もするものもあります。
その費用の多くがコーティングではなく、磨き技術とその作業時間に対するものです。
キーパーコーティングが「安いね。」と言われることが多いのは、磨きを行わなくても良い艶が出て塗装に定着してくれるからなのです。
従来のコーティングは磨き作業を行わないと良い艶が出ない薄いものでした。
キーパーコーティングなら高額な磨き作業をしなくても、分厚い被膜で素晴らしい艶を出す事ができます
磨きをしないとコーティングできないような車は、ほとんどありません。
新車時に深いキズや極端な傷みがある場合は、車磨きをするのではなく、販売した車屋さんに、まずは相談するべきです。
当店では、新車時にそのようなトラブルを発見した場合は、まずお客様に塗装の状態をお伝えしています。
塗装の研磨は高い技術力が必要で、時間のかかる作業です。
この磨き作業にどれだけ費用をだせるのか。
磨きに価値と必要性を感じているのか。
一度洗車をすれば、ダメージは全くのゼロではありません。
どんなに丁寧に洗ってもミクロの単位で必ず微細なキズは入ります。
お手入れなしに、完璧な車の美は保てません。
そのお手入れですら、最新の注意を払っても微細なキズはつくのです。
キーパーなら磨くのではなく、コーティングの性能で車の塗装を守り、輝きを保ってくれます。
また、塗装の身代わりになって傷んでくれます。
古く傷んだコーティング被膜は新しい被膜と入れ替えれば、艶とはっ水が驚くほどに蘇ります。
コーティングの被膜の厚み中でおさまっている洗車キズなら、被膜を入れ替えればキズがなくなったかのように見えます。
結論
「新車に磨きは必要なし」
ただし、塗装の研磨に価値を見いだしている方、微細なキズが気になる方は、研磨に高額な費用を払ってでも「新車でも研磨すれば良し」という事です。
私もコーティング業を始めた頃は、研磨をしなければコーティングは美しくならない、とばかり思っていました。
KeePerを学んでからは、その必要性は薄れ、今では研磨すら必要ないのでは、と思っています。
確かに経年車に鏡面研磨などをすると、とめどなく美しくなるので、作業者が深みにハマって終わり所、妥協点を見つけられません。
だから磨きは高額なのです。
新車なら、KeePerなら、磨き不要です。
これを書き出すと、深みにはまってしまいます。
今日はこのあたりまで。