キーパープロショップ(KeePer PROSHOP)

キーパープロショップ林堂店

株式会社ヤスカワ

  • 2024年02月

2024年02月21日(水)

それぞれのキーパー技術コンテスト

明日、2月21日は出光興産主催のアポロステーションキーパー技術コンテスト関西大会。

当店からは、昨年この大会で準優勝し、全国で7位だった松本チーフと、昨年、技術認定1級を取得し、はじめて出場する藤井本スタッフの2人が出場します。

松本チーフは本家KeePer技術コンテストでも和歌山県・奈良県チャンピオンになって全日本チャンピオン戦にも出場している実力者です。
一昨年は、このKeePer技術コンテストに出場して準優勝だったので、翌年に優勝する事ができて念願が叶った、というところです。
それでも、全国にはすごい人がいっぱいでした。
170点満点の競技得点で160点を超えるとかなりの実力者なのですが、松本チーフのベストは165点。
全国大会では164点、と本来の力は発揮できませんでした。
この164点から165点の中には10人も20人もの技術者がひしめきあっているのが全国。
本当の僅差で決勝に残れるか残れないか、なのです。
運もあります。
ですが、実力が頭1つ抜けている技術者が何名かいて、誰が見ても、彼、彼女たちが決勝を戦うのだな、というのが分かります。
そんな実力者たちの施工を目の当たりにして、次こそはあの全国の決勝の場に立ちたい、と日々の施工から意識しているのが松本チーフ。

毎日、隙間がないくらいのコーティングと洗車の予約が入っている当店では、練習する時間がほとんどありません。

彼の地力は、他店の誰よりも多くのお客様の愛車をキレイにし続けたという自負からくる自信です。
おそらく、2回全国大会に出場している店長の米田と同じか、それよりも今は多くの施工をこなしているかもしれません。
毎日が本番です。練習などなく、コンテストよりもお客様の大切なお車を扱っている時の方が緊張感があります。
コンテストは大勢の人に見られているという緊張感はありますが、施工に関しては全て自分との戦い。
相手は関係ないのです。

誰かに負けて優勝できなかった、というならば相手が素晴らしかったという事です。
普段お客様に施工している事ができれば問題ありません。

結果は二の次なのです。

でも、彼の全国優勝への思いを私はよく知っています。
そして、もうひとり初出場を決めてくれた藤井本スタッフにも感謝しています。

キーパープロショップ林堂店が本格的専門店としてスタートした10年ほどまえから、レギュラーメンバーは、私を含めていつも4名でした。

少し増えた時期もありましたが、平均して4名でコーティングをやっていました。
そこに5人目、として加わってくれたのです。

一昨年、パートさんとして入社してくれた藤井本さんは、元々他所のガソリンスタンドで活躍していた人です。
出産で以前の会社は退職しましたが、子供さんが少し大きくなってきたので、近所にある当店に来てくれたのです。

前の会社ではキーパーコーティングはしていなかったそうですが、洗車やオイル交換、タイヤ交換まで全部こなしていた実力者です。
教育係としても活躍してくれていて、アルバイトさんや、うちのワンマンプレーの多い個性的なスタッフ達をコントロールしてくれています。
キーパープロショップ林堂店にはアポロステーション林堂SSが併設されており、そちらの業務が多かったのですが、これだけの設備とスタッフが揃った職場ですから、興味を持ってくれたのでしょう。今回は、出場を決めてくれました。
以前からキーパー技術コンテストに出場して欲しいという事をお願いしても、「私は人前で、そんな事をするのは苦手ですから」と断られていました。

1級資格を持っている彼女ですが、コーティングの経験はまだまだ浅く、クリスタルキーパーやダイヤモンドキーパーのA、Bメンテナンスを多く施工していました。
フレッシュキーパーの経験も、まだまだ浅いので、コンテストに出場して、ワンランク上の施工技術を身につけてもらいたい、と思っています。
本人も「藤井本さんになら全部任せられる、藤井本さんにお願いしたい。」とお客様から思われる実力をつけたいと、年頭に宣言しています。

とはいえ、根っこの所がネガティブなので、自分の心との戦いのようです。
そして、松本チーフ同様、練習時間がまとまって取れないという事。
今回のコンテストに向けても、短時間で練習しただけで、本人としては全然足りていないと感じているはずです。

それでも、

コンテストに出るのと出ないのとでは、雲泥の差です。

出る事に意味がある。
出て上手な人の施工を見ると実力も上がる。
施工時間に対する考え方が変わってくる。
コンテストは良い点数を取るだけが目的では無いのです。
今の自分自身の実力を知り、足りないモノを見つける絶好の機会でもあります。

お客様の大切な愛車を扱う者として、およろこび頂ける品質を確保するために出場するんです。

だから、良い競技得点じゃなくても、失敗しても、誰も怒らないし、誰も恥なんてかきません。

それに向かって練習してうまくなりたい、と思っている気持ちを、みんな分かっているからね。

ブログに写真を出されるのも腹をくくりました。と言っていたのでアップしておきますね(笑)

明日は、楽しもう!

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