2023年09月17日(日)
りゅうおうの推しごと!
こんにちは。もうりです。
皆さま、文化の秋でございます。
前回のブログではもうりの趣味全開、何を見せられてるんだ俺は状態だったこととお詫び申し上げます。
スポーツの中でもとびきりマイナーなF1という題材にお付き合いいただいたわけでして
今回はちょっとアカデミックなお話でもと思った次第。
そう、例えば将棋。
あ、もうり将棋は指せません。(出オチ)
タイトル戦は追っているのですが、それを見た妻
「あんた将棋指せるん?」
もうり「…」
妻「…見てわからんのに将棋見るって何なん。楽しいん?」
もうり「…(泣」
ただ、今は藤井聡太竜王・名人という規格外な存在がありますので。
一体どこまでの高みへと上り詰められるのか、是非見てみたいと感じたニワカ将棋ファンはもうりだけではない筈。
現在、藤井七冠は前人未到の八冠独占へ向けて、残る一つのタイトルである王座戦五番勝負の真っ只中。
迎え討つは現在4連覇中、この番勝負に勝てば名誉(永世)王座の称号を得ることとなる永瀬拓也王座。
永瀬王座は藤井七冠の研究パートナーでもあり、互いに手の内を知り尽くす難敵。「軍曹」の二つ名を持つ程、ストイックな棋風で知られる名手です。
第一局では藤井七冠が今季タイトル戦では負けなしだった先手番を落とす波乱のスタートでした。
第二局は後手番。
対局の場となったのはホテルオークラ神戸。
流石にその場に行くことは出来ませんが、藤井竜王・名人の足跡を追ってみたいと思いまして。
行ってきました有馬温泉(どーん)
行ってみたかったんですよね、有馬温泉。
日本三古泉が一つに数えられ、また三名泉にも名を連ねるという言わば最強の温泉地。
以前社員旅行で城崎温泉には行ったことがありましたが、有馬は未訪でしたので。
この度有馬へ旅行すると部下の安田君に伝えましたら、もうり一行帰郷のあくる日に安田君も有馬へ行く予定と。
どんだけもうりに憧れてるんだオイ
まあ偶然ですが。先にもうりが湯を沸かしておきましょうかね。
して。
もうり一行は有馬の前に遊ぶ予定でしたので、三ノ宮駅近くで前泊しました。
しかる後、朝一番のバスで向かいました
神戸三田プレミアムアウトレット
もう皆さま慣れたものでしょう。もうりの旅行、これ即ち買い物である、と。
ま、今回は妻がお目当てのお店があるので行きたいと申しましたので。
今回もうりはオブザーバー参加です(大嘘)
妻の御母堂、もうりの義母ですね。が祝いの暦をお迎えになられますので、そのプレゼントを求めたいそうです。
で、そのお目当てはお財布だそうです。
聞くともうりの義母は10年前に妻が贈ったお財布を今なお大事に使い続けているそうで。
このアニバーサリーで新調させたいと妻。いいお話じゃないか。
で、その目当てのお店は広島にはありませんのでね。
ちょっと話逸れますが、今般広島そごう新館が営業を終えたことで広島から随分とハイブランドが去ってしまいました。
エルメス、バレンシアガ、フェンディ、バーバリー、プラダ…
いつかまた広島に帰ってきてほしいものですが、はてさて。
して。
妻お目当てのお店に早速向かいますが、ない(沖縄以来1年ぶり)
ま、アウトレットなので。プロパー(正価)で売れる定番のお財布などは中々並ばないのでしょう。
無いものは仕方ない。仕方ないですね。残念ですが仕方ない。
やるか。
この神戸三田プレミアムアウトレットも実に多くのハイブランドが軒を連ね、それもアウトレット価格で購入できる夢のようなプレイスです。
あれやこれやともうりが生唾を湛えつつゾンビのようにうろつく様を笑わば笑え。
マルニの紙袋を携えて立ち去ったことは語るに及ばず。
お前いっつもマルニかイッセイミヤケ買ってんな。
妻はスニーカーを。もうりの勧めでニューバランス574。
何せ体力がオソマなので。歩きやすいのでニューバランス574は良いです。そして何にでも合う。主食のようなスニーカーです。
そんな感じで各々お買い物を済ませ、いよいよメインディッシュである有馬温泉へ向かいます。
今回のお宿は、中の坊瑞苑さま。
7月には藤井七冠と佐々木大地七段が王位戦第二局を戦い、これまでタイトル戦で実に57回もの開催実績をお持ちの名宿です。
もうりがこの現世に爆誕し三十余年となりますが、その拙い経験の中でこそあれ間違いなく最上級のお宿です。
背筋がピンと。
この中の坊瑞苑さま、13歳以下のゲストは例え大人と同じ宿泊費を払う意思があってもお断り(どころか敷地内への立ち入りすら不可)という大人の為のお篭り宿。
神戸電鉄有馬温泉駅から徒歩2分の好アクセス。
表玄関に到着するなりアテンダントの方が小走りで歓迎してくださいました。さすが名宿。
ロビーでのチェックインでは早速、有馬名物の黒豆から煮出した冷茶と和菓子でもてなされました。すっげえ。
庭園の一等地に設えた池はなんとメインロビー傍まで伸びる設計。ガラスをくぐって室内を優雅に泳ぐ鯉。なんつーこと。
応対いただいた若い男性スタッフから
「JACQUEMUSのハット、素敵ですね」
と、もうりがその日着用していたアイテムに気付かれ、もうりの喉をゴロゴロ鳴らす一言です。あ…好きぃ…///
しかしよく知ってたなJACQUEMUS。かなりの手練れでしょうね。
お部屋と館内の案内が終わり、しばし温泉街を散策しました。
名物の炭酸せんべいをかじりながらフラフラと。平日ながらそこは日本を代表する温泉地。人出で賑わいます。
雨が降る前にお宿へ戻り、早速ひとっ風呂浴びてみることに。
おお、これが巷説に聞く金泉というヤツか。
うん、濁流みたいな色合い。そしてしょっぱい。
なんとなくお肌ツルツル。身体はポカポカ。財布はペラペラ。
いや、おすすめですよ。泉質言う事なし。
中の坊瑞苑さまには天神泉源からのかけ流しのお風呂もございまして、非常に濃厚。
そして何より、こちらのお宿。
湯上りのビール、キンキンに冷たいところが無料でサービスされています。いいでしょう。
ま、もうり飲めませんのでポカリですけど。
そして待ちに待ったお夕食。
いやー…たまりませんな。
十代二十代の砌には見向きもしなかったお料理を愛おしく感じ始めたら大人と言えますでしょうか。
もうりも大人になりました。
それでも夜半にはラーメンも食べたくなるお年頃ではあります(小声)
豪奢なお料理にぷるぷる震えつつ、もうりはスマホをちらりちらり(お行儀よ)
そう。
藤井七冠VS永瀬王座の第二局です。
お食事中には雌雄決するかと見積もっていましたがなんの何の。
もとい、100手を過ぎたころには既に趨勢は見えたかに思えましたが。
ここから、永瀬王座は諦めません。
言葉を選ばず申し上げるならば、棋界で言うところの「クソ粘り」を敢行します。
そのせいで(失礼)食事が終わってなお、ラウンジでの食後のお茶会でもなお対局は終わらず。
対局のAI評価値と妻の御機嫌メーターが見事にシンクロしております。(もうり&永瀬王座99%敗勢)
この良くも悪くも空気を読まない棋風こそが永瀬王座の真骨頂。
秒読み将棋を100手以上続ける藤井七冠にも疲労の色が表情に表れています。
ともすると永瀬王座、入玉宣言法での逆転勝ちを狙っているかに思われましたが、藤井七冠が見事な詰み筋を探し当てます。
タイトル戦らしからぬ200手越えの棋譜。最後は鮮やかな詰みを見せた藤井七冠が第二局を制しました。
これにて王座戦はイーブン。共に後手番で星を獲りあう熱い展開、必見です。
翌朝、これまた素晴らしい朝食を喫食した後にお散歩で腹ごなし。
この日はもうり夫妻、お目当てが。
藤井七冠と佐々木七段が対局中のおやつとして召し上がったわらび餅をいただこうと楽しみにしておりました。
ところが。この日茶房は臨時休業。
おお…もう…。
仕方ないのでコロッケやら生炭酸せんべいやらを食べて帰りました。
あ、生炭酸せんべいおすすめ。
賞味期限5秒。
エンタメ要素全振りで楽しい。
その後なんやかんや元町・中華街でクオリティに疑問の残る北京ダックを食べたり。
アウトレットでは不発だった妻の御母堂への贈り物を神戸大丸で買ったり。(良かったな妻よ)
んで帰りました。
藤井聡太竜王・名人を追いかけるツアー第一弾、これにて幕。
次は…鶴巻は元湯・陣屋など訪ねてみたいですね。
三食陣屋カレー。
ここまでご覧頂いた貴兄へ。おつかれっ★
ではまた。