キーパープロショップ(KeePer PROSHOP)

キーパープロショップ林堂店

株式会社ヤスカワ

  • 2023年10月

2023年10月17日(火)

本番・全日本チャンピオン戦・準決勝

ついにやって来ました、第8回2023年キーパー技術コンテスト全日本チャンピオン決定戦。

大会委員長を拝命されたKeePer技研株式会社の賀来社長の挨拶ではじまったこの大会、コロナ禍2年間は開催が自粛されていましたが、2014年に始まって以来10年目を迎える記念すべき今大会。

過去最大の約3,700名ものキーパーの技術者の参加者の中から勝ち上がった全国の49名の中から、この日、11名のファイナリストが決まります。

当店から和歌山県・奈良県チャンピオンとして出場するのは松本。

9月14日にチャンピオンになって以降の1ヶ月で、さらに上の施工ができるようになっていました。
キーパーコーティングは施工が「上手いは早い」と言います。
早い施工が上手いというわけではなく、上手いから施工が早くなる。
この1ヶ月でタイムが4分縮まりました。
エコダイヤモンドキーパーのクルマ半分の施工時間が県チャンピオン戦の時は28分。
現在、24分です。
それでも全国レベルの上位になると20分~22分。
あと2分縮めるために、急いで雑な施工をするよりも、上手にきっちり施工する事に徹していました。

そのように順調に施工しているように見えていました。

施工後の感想を聞いてみると、「自分としては、今あるものは出せたと思います」

その後、

「でも、周りの施工スピードが早かったので、自分のペースが乱れてしまった」と言っていました。

キーパー技術コンテストは競技なので、相手との戦いではありますが、点数の競い合いであって、敵対するわけではありません。
あくまでも、自分自身との戦いなのです。

競技前に、選手それぞれが意気込みを語るのですが、多くの選手が「普段通りの施工をします」「お客様のために、自分を支えてくれた人達のために」と、対戦相手の事など全く意識せず、自分の力を出し切る事に注力しています。

松本いわく。

自分の力が出せませんでした。
周りのスピードを意識しすぎました。
くやしいです。
あと少しだったんですけど、応援してもらったのにすいません。

基礎点は170点満点中、164点でした。
得点の上位25人には時間加点をもらえるのですが、松本の加点は0.8。

いわゆる、

だんごなのです。

一番早い人は2点以上の加点があります。

ですが、松本は

あと4点は取れる。と言います。

時間加点はゼロであっても168点あれば決勝へ進めた計算です。

結果は、164.8点。

いかに平常心で施工するのが難しいのか、という事です。

WBCの決勝、アメリカ戦を前に大谷選手が言いました

「今日だけは憧れるのをやめましょう」と

今回、周りの人をリスペクトしすぎたかもしれませんね。

競技が終わって、私と応援に来てくれたスタッフ達に報告しに来てくれた時、松本は悔し涙が止まりませんでした。

私達も悔しかったですが、まだ成長できる課題が見つかって良かったじゃないか。
明日は決勝で日本のトップクラスの選手の施工を見て勉強しよう。
この悔しい気持ちがあれば、また1年成長できる。



この夜に開かれた懇親会では、もう涙はなく、一緒に戦った選手たちと「はい、キーパーっ!」と和気あいあいと親睦を深めていました。

写真左は香川県・徳島県チャンピオンの四国石油株式会社・松浦選手。
明日の決勝ファイナリスト。

2017年には、当店の米田店長が一緒に競技しています。

決勝戦、勉強させていただきます!


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