キーパープロショップ(KeePer PROSHOP)

キーパープロショップ林堂店

株式会社ヤスカワ

  • 2023年06月

2023年06月06日(火)

見ただけでは分からないプロが気をつける洗車のポイント

最近、新しいスタッフに手洗い洗車を教える機会が多くあるので備忘録をかねて、手洗い洗車のキレイで安全に洗うポイントを書いてみます。

キーパーのケミカルと技術は「塗装を絶対に傷めない」というポリシーを強く持っています。
手洗い洗車も同様で、高圧洗浄機、純水機、100%羊毛のラモップなどを使い、優しく丁寧に洗い上げます。
決まった洗い方でも、車の形状や汚れの付着具合、新しいか経年車かでも気を付けるポイントが違います。

基本的な洗い方は、高圧洗浄機でボディや足まわりの砂やホコリを洗い流し、モコモコの泡をかけ、羊毛のモップで洗います。
タイヤ・ホイール、下回りを、下回り用の羊毛モップで先に洗います。
ボディはボディ用の羊毛モップで強くこすらず、塗装の上を滑らすように隅々まで洗います。
車の形状によって気を付けるポイントが色々あって、黄砂や花粉が雨と一緒に降る春はゴムや窓の隙間にまで羊毛モップを滑り込ませて固着した汚れを狙って洗います。
泥汚れの多い車は下から砂や泥を拾い上げないように、しっかりと下回りを洗浄。
鳥の糞は砂が多く混ざっているので高圧洗浄で洗い流した後、泡と羊毛のラモップでふわっとかすめ取ります。
エンブレムにも気を付けています。エンブレムに羊毛モップが引っかからないように洗います。
新車から何年も経っている車の塗装やエンブレムには強く水をかけず、洗います。
虫はあらかじめ専用のケミカルで浮かせてから洗います。
夏に洗車後、水滴を拭き取る時はキーパークロス(マイクロファイバークロス)に少し水分(純水)を含ませて拭くとボディの滑りが良くて汚れも一緒に掻き取ってくれます。
冬場は水分が乾きにくいので逆にカラカラに乾いたクロスを何枚か使って拭き上げます。
隙間に入り込んだ水分はエアブローで飛ばしますが、車の形状によってはいつまでも隙間から水が出てくるものもあるので、念入りに行います。
お客様にお引き渡しする前には近くで確認するだけでなく、少し離れた場所から俯瞰して見る事で洗い残しなどを発見できる事があります。
SUVはステップの底の汚れが残りやすいので、仕上がり確認時には必ずチェックをしています。
トランクやボンネットの開け閉めをとってみても、車種ごとに違います。
お客様にお車をお引き渡しする際には、一緒に仕上がり確認をしてもらいます。
仕上がりで、気になる箇所があれば、手直しも致します。
これ以外にも、もっと気をつけるポイントはありますが、最初は基本的な事を新人さんには教えます。
何回も一緒に代車や自分の車で練習して、車を丁寧に扱えるようになって初めてお客様の車をさわらせてもらえるようになるのです。

手洗い洗車をする前の準備段階で気をつける事も抑えておきたいポイントです。

カンカン照りの暑い日には洗車しないこと。
どうしても洗いたい時は屋根の下で行う事です。

洗車をするなら気温が高く無い時。曇りの日、朝夕です。

服装も車を傷つけないように、ジャージなど金具の付いていないものがベストです。

自分で洗車をしたいけれど、やり方がわからないという方は、お気軽に当店スタッフにおたずね下さい。
コーティングのお引き渡しの時などでも、時間をかけて説明しています。



※通報内容について詳しい内容をお伺いする場合があるため、入力をお願い致します。