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キーパープロショップ大津市瀬田店

上原成商事株式会社

  • 2023年07月

2023年07月22日(土)

奇跡

おはようございます。


奇跡とは、そう簡単には起こらないものなのですが、


やはり、起こりませんでした。


阪神タイガースの元選手、横田慎太郎さんが


7月18日、28歳の若さで亡くなりました。


脳腫瘍が原因だそうです。


最初の闘病の時、キャンプに横田がいない!って騒ぎになって、


虎番記者ですらどこに居るか分からない、と言われてましたが、


多分元気になって帰ってくることを信じて、あえて報道しなかったんだと思います。


治療の末、復帰した横田選手ですが、病気の影響でボールが2重に見えるという


野球選手としては致命的な後遺症が表れます。


結果的に、この、「目が見えない」という事が原因で引退を余儀なくされました。
引退試合、ボールが良く見えない横田選手は、


守備での出場となります。


普通、引退試合と言えば、野手は打席で終わるものですよね。


相手選手も、目の見えない横田選手が守るセンターに打ってはいけない、


「ケガをさせてはいけない」


と思いながらの打席であったそうです。


ところが、ランナー2塁のこの場面、


バッターが打ち返したボールはセンター前に!


2塁ランナーは3塁を回った!!


横田は1バウンドのボールをキャッチして、


バックホーム!!!


届いてくれ!!!








ノーバンでストライクの返球!!




キャッチャーはランナーにタッチ!!










アウト!!!!!!










審判も、渾身のアウト!!!!!

これは奇跡のバックホームだと言われています。



が、本当の奇跡は、病気が治って、また野球がプレイできるようになる事、





いや、ただただ、普通に生きる事だったのかもしれません。




守備位置に着くときの全力疾走、



バックホームでランナーを差して、



ベンチに帰ってくるときの笑顔の全力疾走、



常に一生懸命な姿勢が、周りの人の心を打ったんだと思います。








↓引退試合後、このようにコメントした横田選手。



横田選手は神様が見てくれているとおっしゃっていますが、



僕は神様なんていないと思ってます。




もし居たとしたら、なんなんだ、この終わり方は。



理不尽すぎるやろ。もっとちゃんと仕事をしてくれ。




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