明日は秋分の日ですね
昼と夜の長さが等しい日だそうです
季節の分け目でもありますし古来より特別な日とされてきたようです
洋の東西、時代の古今を問わず神聖な日が春分・秋分の日だったとか
農耕をする上で大切なのが季節を計る事なので昼夜の長さが等しく年に二回しかない特別な日は絶好の目安になったのでしょう
一説には「日を知る」から「ひしり」、それが転じて「ひじり」となり「聖」の元になったとも
つまり天候気候を読むことが出来る人が聖人と崇められる存在になっていったのでしょう
古代には精密な気象観測装置なんて無かったでしょうから作物の出来不出来は生死に直結したはずです
そうした先人の知恵に思いを馳せるのも秋分の日には良いかも知れませんね
↑↑マヤのピラミッドも天体観測装置だったという説もあります
そんな世界中で祭日とされている春分・秋分の日以外にも似たような要諦の祭日があるのはご存じでしょうか?
それはハロウィーンとお彼岸です
…全く違ったイベントに思えますが面白い共通点があったりします
お彼岸は年二回、春と秋半年毎にあります
ハロウィーンは年に一回ですが実は対になるワルプルギスの夜、という日が半年後にあります
これ等の日には「あちらの世界」の蓋が開いて死者やお化けがこちら側に来るんだそうです
ハロウィーンの仮装はそんなお化けに交じって悪い事が起こらない様にするのだとか
お彼岸もその日は「あちらの世界」と最も近くなるので祖霊などを供養する、という意味合いがあります
あっち側から霊魂がこちらに帰ってくるという意味ではお盆の方が近いかもしれません
ハロウィンのカボチャの灯りのお化けもジャックオーランタンという鬼火だそうです
お盆にも鬼灯(ほおずき)を飾るのは霊を導く提灯の役目の為だそうで
ハロウィンも元々はケルトのお祭りなので自然崇拝で多神教の神道とは共通点が数多あって当然かもしれませんね
まだまだ暑いので早く涼しい秋になって欲しいものです
暑さ寒さも彼岸まで、と言い伝えられている通り明日からは涼しくなるのを祈って…