ベンツ.BMW.アウディ.VWなどヨーロッパ車の窓枠の金属モールは、「アルミ合金」でできています。
(ヨーロッパ車以外はメッキ処理がほとんど)。
このアルミ合金は、表面をアルマイト処理でサビ止めされており、
ヨーロッパで降る「酸性雨」には大変強いのですが、日本では中国のゴビ砂漠や、 タクラマカン砂漠から発生する「黄砂」が偏西風に乗ってやってきます。この「黄砂」は、ほぼケイ酸塩鉱物であり、水に溶けるとアルカリ性の「アルカリ雨」となり、ヨーロッパ車のアルミ合金のモールを白くサビさせてしまうのです。
この白いシミ(アルカリサビ)が着くと、「どうしても取れない」と、
窓枠の金属モールを取り替えてしまう人も多いと聞いたことがあります。
※ヨーロッパには西に砂漠がないため、黄砂が偏西風に乗って来ることが無く、シミは着きません。