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2019年10月09日(水)

手で食べるってこと

もうりのおすすめこんてんつ。

異なる文化を見て、野蛮と呼ぶ事こそが最も野蛮な行為。


えーとですね。昨日。昨日です。

BOSSと無駄話してる時に「こないだコンビニでお弁当買ったらお箸がついて無かったYo...」

ってもうりが言ったら、

「お前はほら、手でも食べれるやん」

ってBOSS。




おはしじょうずにつかえるもん!!




さておき。

我々日本人は食事の際にはお箸を使いますね。

西欧ならナイフ、フォークにスプーン。

近代においては食器を用いた食事が一般的(あくまで我々日本人から見た文化コードです)ではありますよね。


しかしながら、世界では手を用いた食事、手食文化圏も広く存在します。


これ、誤解を恐れず言いますが、我々から見てどうしてもイメージ的に「遅れた」文化に見えてしまいがちではないでしょうか?


とんでもない!!!


各国それぞれ、テーブルマナーがあるのはご理解の通りでしょう。が、こと手食文化圏におけるテーブルマナーは我々のそれを凌駕する程に厳格です。


今回は、代表的な手食文化圏であるイスラーム世界。ここでは我々にも比較的親しみやすいアラブ圏におけるテーブルマナーをご紹介。



まず前提として、イスラームの教義を記した「コーラン」というモノがございます。

このコーランはイスラーム教における精神的支柱のような教典です。
そしてコーランとは別に、行動や生活についての教えを記された「ハディース」という教典が存在します。

イスラーム圏の食文化は、このハディースの教えに沿った形で発展して参りました。


イスラームのテーブルマナーその①

みんなで仲良く食べましょう。


アラブ世界は商隊(キャラバン)の文化でもあります。必然、大人数で持ち寄った食材をシェアする慣習が一般的だった訳です。

ハディースに、こう記載があります。
「1人で食べるものは満足することが無い」

もうり、既にワンナウト。

あまり孤食は奨励されない様ですね。

それを証明する様な例として、例えばホームパーティの様な食事会。
これに招待された際には、断食中といった特別な事情が無い限りは応じることが推奨されます。
イスラーム圏の食事風景。多い(いろんな意味で)


それと同時に、例えば招待されたゲストが知り合いを勝手に連れていったとしても余程のことが無い限りオーケーとされるようです。予定より人数が増えてもあまり問題では無い様です。(実際には、やはりきちんと許可を得るべきではあるのですが)


これ、気になりますよね。え?料理の量だって限りがある訳で、そんなホイホイゲストが増えちゃったら足りなくなっちゃうんじゃ?

ハディースにはこう記されているそうです。

「一人分の食べ物は二人を満足させ、二人分は四人を、四人分は八人を満足させうる。」


要するに、皆が食べる量を調整してなんとかすれば良いって感じ。


飽食の世界を生きる我々からすると、目から鱗。



イスラームのテーブルマナーその②

清潔な装いで食べましょう。

食事の際は、カーペットの上です。当然の事ながら、靴は脱ぎます。
周りの方と肩を並べながら円を描く様に着席しますので、ここであまり不潔な状態ですと周囲の方は食欲を無くします。

それと、アラビア料理はそれなりに香辛料を使った物が多いです。薫り高い料理が好まれますので、やはり清潔な装いが肝心ですね。


イスラームのテーブルマナーその③

落ち着いて食べましょう。

ここはかなり重要視されます。
先程書いたように、イスラームの料理は香辛料を多用します。これが衣服に付くとなかなか匂いが取れません。

自分にこぼすならいざ知らず、同席者の衣服に散らせてしまった日にはもう大迷惑。

この行為は非難の対象となります。曰く、「マッダード(飛び散らせる者)」と誹りを受ける事となるそうで。





アラビア料理の数々。美味しそう!


その他にも種々ございます。余りにも多いので、掻い摘んで。

イスラームのテーブルマナーその④

欲張らず食べましょう。

一度にたくさん頬張り、口から零してしまう「ムラッギム(地べたに零す者)」

イスラームのテーブルマナーその⑤

上品に食べましょう。

まだ口の中に食べ物が残っているのに次に手を伸ばし、ガツガツ音を立てて食べる「ラッカーム(歯を打ち鳴らす者)」

イスラームのテーブルマナーその⑥

それぞれを味わって食べましょう。

別々の料理を一度に口に入れる「キラーン(二事を同時に行う者)」


などなど。

我々日本人は、キラーンにひっかかりそうですね。


そして、食事の終了時にはムルジファーン(水差しと受皿のセット)が用意され、手を洗って離席します。
ムルジファーン。食前食後には必ず手を洗います。


この手洗いを「アブー・イヤース(諦めの父)」の礼と呼びます。


もう食卓には戻れませんよ。諦めなさい。という意味だそうです。


さらにホストの格によっては、「アブー・サルウ(余力の父)」と呼ばれる香の接待があります。衣服に香を焚き染めて食事の匂いを飛ばし、すっきりと帰宅出来る訳です。



いやー、洗練されてますね!

とても野蛮なんて言葉は当てはまりません!


こんなにも格調高い、イスラームの食卓。機会があれば、是非。


食べてみたいね。