こんにちは、keeperプロショップ中田島下りの久野でございます。
今回は、お待たせしました、岐阜県中津川市苗木にある苗木城の続きです。
この城は、大永6年（1526年）に苗木の北方にある植苗木（うわなぎ）を拠点としていた遠山氏がこの地に移り住んでこの地に、築城をしたそうです。
その後戦国の動乱の中で遠山氏は苗木城を追われますが、関ヶ原の戦いに先立ち遠山友政（とおやまともまさ）が城を奪還し、以後江戸時代を通じ12代にわたり遠山氏が明治維新まで城主として治めました。
そして、城の縄張りは本丸、二の丸、三の丸等に区分けされ、残っている城の絵図から17世紀の中頃には近世城郭としての苗木城の姿が完成していたと言われています。城の建物は明治4年に取り壊され、現在は石垣のみが遺されていますが、城門のひとつが苗木城の入り口にある、苗木遠山史料館に保存展示されていました。
この城は、岩山を切り崩して作られた城で、高さ432Mもあるそうです。
建物の構築方法に懸造（かけづくり）が使われているなど、自然の地形を有効に生かして築かれた山城で天守台と下に流れる木曽川の標高差は170Mあるそうです。
そして、現在の天守台の上には、柱で組んである展望台があり、登ると360度周りを見渡せて、すごく
爽快な気分になれますよ。
それではまた火曜日にお会いしましょう。
