2025年03月04日(火)
ジンジン・神宮・続編
こんにちは、keeperプロショップ中田島下りの久野でございます。
今回は、前回の続きの草薙剣についてです。
前にも、出しましたが天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)が初めて登場するのは、
いつもの古事記に記されている、須佐之男命(スサノオノミコト)が天上界から下ってきて
そこで、2人の老人夫婦と会います。
その老人は泣いており須佐之男が何で泣いているのかと聞いたら、老人夫婦は今年も、
八岐大蛇(ヤマタノオロチ)が老人の娘をいけにえにもらいに来るというもの。
そして、須佐之男は老人夫婦の娘、櫛名田比売(クシナダヒメ)を見るたび一目ぼれ、老人夫婦に八岐大蛇を倒す代わりに櫛名田比売を妻にしたいと言い、老人夫婦は承諾し、須佐之男は櫛名田比売を櫛に変え、自身の頭の上にさし、八岐大蛇との戦いに挑みます。
戦い方は、八つの頭を持つ八岐大蛇に対して、八つの強い酒を用意し八岐大蛇を酔わせて寝ているときに
首を1つ1つ切って八岐大蛇を倒しますが、最後に尻尾を切った時、須佐之男の剣が折れて、そこから
剣が出てきました、この剣が天叢雲剣です。
この剣は、須佐之男の姉天照大神に献上されて、三種の神器がそろいます。
時が過ぎて、前紹介した、国譲りで天照大神が国をGETしましたが、誰に治めさせるかを議論し、決まったのが
孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)になり、三種の神器を携えて地上に降り立ちます。この出来事を天孫降臨(てんそんこうりん)といいます。
そして、12代景行天皇の次男、日本武尊が各地の天皇に従わない者を、討伐している際に、火の攻撃をされ、
これを回避するため、叔母に貰った火打石と天叢雲剣で草を薙ぎ、こちら側も火を返す形で火攻めを回避しました。
このことから、天叢雲剣は草を薙ぐ剣で草薙剣に名前が変わりました。
どうですか?ひとつの剣でも調べるとこんなに説明が長くなってしまいます。
また、面白くためになる話があればあげますね。
それではまた金曜日にお会いしましょう。