2024年12月24日(火)
神社の装飾で、神様のアレが分かる
こんにちはkeeperプロショップ中田島下りの久野でございます。
今回は、神社の装飾品についてです。
今年も、あとわずかになり、年を越したら新年で、初詣に神社に行かれる方は
多いのではないでしょうか?
その初詣の際に参拝する建物の屋根を見ると、祀っている主祭神の性別がわかると
言われています。
この主祭神は、神社に一柱(神様を数えるときに用いられる単位)だけでなく複数の神様を主としてお祀りしているところが多いです。
そして神社の建築様式は、主祭神の性別に合わせて造られており、本殿の屋根部分にある千木(ちぎ)と鰹木(かつおぎ)により、見分けることができると言われております。
千木
千木の形は、先端が外削ぎ(先端を地面に対して垂直に削る)になっているものと、内削ぎ(水平に削る)になっているものがあり、外削ぎと内削ぎが同じ社殿に両方ついた神社もあります。
外削ぎは祭神が男神であり、内削ぎは祭神が女神になっていると言われております。
鰹木
鰹木の数は、平安時代には大社が8本、中社が6本、小社が4本という決まりがありましたが、現在では神社により本数が異なり、鰹木の数が奇数なら男神、偶数なら女神を祀っていると言われておりますが、諸説がないため、正確なところは明らかになっていないみたいです。
このような、装飾品で主祭神の性別がわかると、神社に行く事が楽しくなりますし、
どこかに出かけて、大きくない神社・主祭神の書いていない神社など、町にポツンとある神社を見た時に
このことを、知っておくとうれしい気分にもなりますので
ぜひ、神社に行った際は屋根の千木・鰹木を見てみてくださいね。
あと、最初の画像は秋葉神社上社の写真ですが、千木を見ると外削ぎで男神になりますが、
祭神は火之迦具土大神 (ヒノカグツチノオオミカミ)で男神になります。
それでは、また金曜日にお会いしましょう。