2024年09月17日(火)
日本で一番高い位置にある山城
こんにちはkeeperプロショップ中田島下りの久野でございます。
さて、今回は
岡山県高梁市(たかはしし)にある
備中松山城(びっちゅうまつやまじょう)です。
この城は、江戸時代の幕末から、今に残る城です。(現存12天守)幕末から現代に残る城は、全国に12城あり、その中の5城は国宝認定されていて、残りの7城の1城がこの備中松山城なんです。
そのほかにも、日本三大山城、天空の城(ラ〇ュタではありません!!)としても有名です。しかし、この城に上るのに結構急な山道を登り、頂上に天守があるんですが、これが2層2階の小ぶりの天守なのです。
(層は外から見た屋根の数、階は天守が何階作りかを表しています)
小さくてなんかガッカリするかもしれませんが、ここは山城です。
標高約480mの高さの城ですから、小さくても周りがよーく見渡せますし、敵が攻めて来たらすぐにわかります。
しかし、ここの城が凄いのは天守だけではなく、その他の塀や石垣が多く現存しているからです。
~圧倒される塀や石垣~
登って天守が近づくと、まず圧倒される石垣が、出現します。
こういう石垣もよいのですが、更に登っていくと塀があり、塀の所には四角や丸の穴が空いています。
皆さんこの穴は飾りではありません、れっきとした軍事設備なんです。
この穴の名前を狭間(さま)と言います。
四角の穴を矢狭間(やざま)、丸い穴を鉄砲狭間(てっぽうざま)と言い、攻めてくる敵をこの穴から弓矢や鉄砲で攻撃できる仕組みです。
この軍事設備以外にもまだまだ防御力を高める軍事設備は沢山ありますので、また紹介したいと思います。
~猫城主~
備中松山城には、日本の城では珍しく、城主様がいらしゃいます。
その名も、さんじゅ~ろ~様です。
私も、登城したら静かーに天守を見守っていました。
そして、天守内を一通り見た後に、城主様の元に行ったら、逃げるどころか人懐っこい猫で、一緒に登った次女と長男がかわいいと言って、30分位離れてくれませんでした。
そして、山を下りた駐車場に、さんじゅ~ろ~様のクリアファイルなんかが売っていて、さんじゅうろうのファンになってしまった次女が、迷うことなく購入していました。(かわいい動物の魔力は恐ろしいものがあります)
おまけコーナー~四文字熟語編~
今日の、熟語は「一毛不抜」(いちもうふばつ)です、
この熟語の意味は非常にケチな人、自分の毛一本も抜こうとしない意味。「一毛」は一本の毛。ごくわずかなもののたとえです。
要するに、ドが付くぐらいのケチな人の事を言います。
同じような熟語で「百舌勘定」(もずかんじょう)というのもあります。
こちらの意味は、みんなでお金を出し合うときに、うまいことを言って、自分ができるだけ払わなくてすむようにすること、由来は、百舌と鳩(はと)と鴫(しぎ)が買い物をして代金の十五文を支払うときに、口のうまい百舌は鳩に八文、鴫に七文を支払わせて、自分は一銭も支払わずにすませたという昔話からきているそうです。
現代でもいますよねこういう人!!
このご時世ですので、物価が上がり賃金が増えていないので、多少ケチになってもいいかもしれませんが
度が過ぎると人から嫌われてしまいます。
この様な人は、みんなで、なにか食べに行く時の会計時には真っ先に逃げますし、話の中でもここが安いだのここは高いだのと少額の商品について、まるで評論家のように話してくるので、周りの人はウンザリしています。
一回、口に出したら、最後なのでそういう話は言わずに心の中にとどめておいた方が利口だと思います。
それでは、また金曜日にお会いしましょう。