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  • 2024年07月

2024年07月29日(月)

創成期メテオ

 中二病。
 
 それは、中学二年生頃の
思春期特有の自意識過剰な状況を揶揄する言葉。

 邪眼がどうだの、オッドアイがどうだの、
とどのつまり、そういう
世間一般的には恥ずかしいやつのこと。

 大人になるにつれて
中二病は治っていくそうですが、
画面の前のあなたはどうですか?

 僕と同じく、未だに拗らせているでしょうか?

 筆者同様、年齢的には大人の領域に
踏み込んでなお中二病を拗らせている人のことを、
慢性中二病と言うそうです。

 僕は、未だに自分のことを
特別な人間だと本気で思っている痛いヤツです。

 黒装束?二刀流?スターバーストストリーム?
 たまりません。

 邪眼がどうだの、というのは
思春期真っ只中の時期、
サブカルチャーに疎かったもので
憧れを抱くには至っていませんが、
僕にしか使えない力も、
僕にしか成し得ない事も、
数多く存在するのだと思います。

 だって、僕は特別なのです。

 中二病の根底には、
自己顕示欲や承認欲求、
自己陶酔等の要素があると言われています。

 故に、中二病は世間を知らず、
精神的に不安定でありながら、
内面的にも大きく成長する
思春期に発症するのです。

 大人になった今、過去を振り返り、
僕にはこの点について思うことがあります。

 現在進行形で中二病を患ってはいますが、
僕には幼い日に覚えた憧れや夢の全てが、
一つの人生の中で何より価値のある
宝物のように思えるのです。

 やれ中二病だの何だのと揶揄されますが、
未成熟な心の内に夢や希望を抱けることは、
人生において大切な財産に違いありません。

 僕は今、作家を目指して小説を執筆していますが、
それは作家への憧れが動機ではありません。
 才能があるからです。
 
 僕はあくまで理性的に、
自身に超人的な文才を見出し、
割の良い賭けだと踏んで人生を割いています。

 僕は、良くも悪くも、少しは大人になりました。

 未熟だった価値観や理性は発達し、
意味の無い馬鹿らしいことを、
理性的に好むようにすらなってしまった。

 未成熟であるからこそ、
あの頃僕が抱いていた憧れは、
充分な理性の介さない
本物だったのだと思うのです。

 大人になることが、
夢や希望を切り捨てることてあってはならない。
 多くの場合、立派な社会人なんて下らない。

 真面目に生きることは、
夢を捨てて現実を見ることではありません。
 夢の為に、どんな現実も
乗り越えようとすることです。

 僕は、つまらない大人になりたくありません。

 幼い頃、夜空に光る流星のように
僕の心に走った衝撃を、
夢の終わりまで忘れたくない。

 心の内に二度しか唱えられなかった願い事を
いつかこの手で叶えるために、
僕はいつまでも、中二病でいたい。

2024年7月29日 須永

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